Welcome to the Netflix Partner Help Center. Have a question or need help with an issue? Send us a ticket and we'll help you to a resolution.

カメラ内で生成されたプロキシを使用したワークフロー

従来のワークフロー:

TraditionalProxyWorkflow_01.png

 

カメラ内で生成されたプロキシを使用したワークフロー:

InCameraProxyWorkflow_01.png

疑問と懸念

  • 全般 - NETFLIXではカメラ内プロキシワークフローを禁止することはありませんが、この方法を行うにあたり得られるメリットとデメリットを制作側が正確に把握していることが重要です。必要に応じて話し合いを行い、正しい判断をしていることを確認してください。
  • 時間 - ほとんどの場合、カメラ内で生成されたプロキシを使用する大きな理由は編集やデイリー用にポスプロでフル解像度のOCFからプロキシを生成する必要がなくなり、時間を短縮できる、ということだと思います。一方、実践ガイドに従うと、健全なイメージエッセンスとファイルの整合性を確認するためにはOCFに対するフルQCが依然必要となります。このQCプロセスにはポスプロでプロキシを生成する際に必要となる際と同じだけの時間がかかり、OCFの再生も必要となります。つまり、全体としてはあまり時間の短縮にはなりません。

  • 品質 - カメラ内のプロキシファイルは内部のハードウェアによってリアルタイム以上の速さで生成されます。そのため、プロセスを短縮するための何かしらの実装がメーカーによっては行われていることもあります。従って、カメラ内のファイルはポスプロで専用ソフトウェアと洗練された処理アルゴリズムを使って生成されるプロキシに比べると品質が劣ることの方がほとんどです。また、カメラ内プロキシは通常、OCFが生成される内部信号とは異なる信号から派生して作成することが多くなっています。カメラ内プロキシは一般的なポスプロによるプロキシ生成と1:1で一致するでしょうか?ポスプロにおいてメタデータが不一致だった場合の追加コストはないでしょうか?カラーパイプラインはカメラ内プロキシとOCF間の不一致について検討されているでしょうか?プロキシはOCFと同じFOVでしょうか?プロキシは分割されているのでしょうか?それによる問題は発生しないでしょうか?

  • リスク - 制作側がカメラ内プロキシのワークフローを利用すると決めた場合は、発生する可能性のある問題をあらかじめ認識しておくことが重要です。収録からあまり時間が経たないうちにOCFのフルQCができない場合、DI作業に入るまでOCFに何か問題があっても気づかない可能性が高くなります。そのため、再撮影を行うことが費用面からも難しくなる可能性があります。問題のカットを避けるために編集などでやりくりすることができるでしょうか?フィルムメーカーにとって、最終納品に低品質のプロキシが使用されても問題ないでしょうか。そうなった場合、QCを通ることはできるでしょうか?

  • 費用 - この方法で果たしてコストを抑えることができるでしょうか?収録データレートは同時にプロキシファイルを収録すると増加するでしょうか?収録されたデータ量が増えることで、データマネージャーやDITによるファイルコピーにより時間がかからないでしょうか?プロキシファイルは同じメディアに保存されるのでしょうか、それとも追加のメディアを購入する必要があるでしょうか?OCFにQCを行うにあたり、ポスプロでデイリー処理を行わないことによるコストの節約が可能でしょうか?

  • バンド幅 - カメラシステムの内部バンド幅は限られています。プロキシ収録を行うことで利用可能なバンド幅を食うことになります。それにより、OCF収録の最大限可能な品質を妨げることになりかねません。例えば、カメラによってはプロキシ同時収録を行うためにはRAWの圧縮率を上げる必要が出てきます。圧縮率を上げても、NETFLIXの認定カメラ要件をまだ満たしているでしょうか?カメラ内プロキシを生成するためにそもそものOCF収録の品質を下げることになっても問題ないでしょうか?

  • 信頼性 - カメラ内プロキシワークフローはまだ業界内でも広まっていません。そのため、堅牢性や信頼性を計るための十分なサンプルを集めることができていません。例えば、カメラ内プロキシを収録した方がファイルの破損発生頻度が高まる可能性はあるでしょうか?プロキシを収録しているとカメラがエラーを起こす頻度が高まるでしょうか?カメラシステムによっては外部レコーダーをつけてプロキシを収録する必要がありますが、これにより、追加の障害点を招くことにならないでしょうか?

実践ガイド

  • カメラのネイティブログ・広色域を使用したOCF及びプロキシを収録する(プロキシファイルの収録色域やダイナミックレンジを制限してしまうため、LUTやルックをプロキシファイルに焼きこまないことを強く推奨します)

  • OCFとプロキシの両方を高速な耐障害性のあるストレージ(RAID5など)にコピーし、すべてのファイルに対してチェックサムを生成する

  • OCFとプロキシファイルの数をそれぞれ比較し、同じ数で同じファイル名となっていることを確認

  • OCFとプロキシファイルのメタデータを両方ともカメラレポートと突き合わせて確認する。タイムコード、フレーム数/尺、ファイル名が一致していることを確認する

  • すべてのOCFを開く:最初の4−5秒間再生した後、最後までスクラブする。最後の4−5秒も再生する

  • プロキシからデイリーとストリーミングプロキシを生成するか、プロキシを編集部に送り、同期、ロギング、編集を行う

  • 3つのコピーを2種類のメディアに保存し、そのうち1つは別の場所に保存する、という弊社アーカイブルールに則り、OCFとプロキシをアーカイブする

  • QC及び3-2-1 バックアップが完了したら、カメラカードをクリアにし、再利用できるようにするか、カードに再利用可能である印をつけ、撮影部に通知する

 


変更履歴:

2019-06-11

  • "実践ガイド" のセクションを記事の最後に移動
  • "誰が最終的な決定を行うのか?" のセクションを削除し、情報を”疑問と懸念”に統合
この記事は役に立ちましたか?
7人中7人がこの記事が役に立ったと言っています