Netflixにおける守秘義務とNDAの義務
ソーシャルメディアに仕事に関する写真を共有したり、コメントを投稿したりすることがなぜ問題になるのかを理解できますか? 悪気のない行為に見えますよね? 実は、Netflixの制作業務に携わっている場合、こうした行為はNetflixと個人間の秘密保持契約書 (NDA) およびNetflixと制作会社間のマスターサービス契約 (MSA) に記載された厳格な守秘義務契約に違反していることになります。
機密情報とは以下を指します。
- 担当作品に関するすべての情報。 この例には、自分あるいは他の俳優やスタッフの行動の詳細、登場人物、一緒に働いている人物のほか、台本、あらすじ、制作会社やNetflixの業務に関する詳細が含まれます。
- プロジェクトや担当業務へのすべての個人的な貢献。
守秘義務に従って、翻訳、吹替、編集、グレーディングやミキシングの作業中、スタッフはカメラやビデオカメラ (スマートフォンを含む)、ソーシャルメディア、あらゆる種類の録音デバイスを使用できません。 仕事や緊急の連絡でスマートフォンをチェックしなければならない時もあると認識しています。 それでも、守秘義務の違反の増加と許可を得ていない投稿による多大な影響を踏まえ、スマートフォンの使用はスタジオ外でのみ認めています。
機密情報が漏れたり投稿されたりした場合は、プロジェクトチーム全体に損害を与え、プロジェクトの発表がもたらすインパクトを弱めます。さらに悪い状況としては法的措置の根拠を生み出しかねません。 皆様のご協力により、このような違反と投稿をなくし、それぞれの作品のクリエイティブな発表を全面的に支援できるようになります。
守秘義務の遵守について「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の製作総指揮を務めるShawn Levy氏の意見を聞いてみましょう。