エラーコード:
撮影機材やスタッフの映り込み
説明:
「撮影機材やスタッフの映り込み」は、映画やTV番組の撮影に関係する現場の技術スタッフや撮影機材が完成作品に映り込んでいる状態を指します。
影響:
撮影機材やスタッフの映り込みは、対象素材のコンテンツ品質に影響を与えます。 画面の内容から注意がそれ、ストーリーに入り込む妨げとなるため、視聴体験が損なわれます。
深刻度の構成:
参考情報 |
映画または写真撮影の中でドキュメンタリー形式のインタビューや映像にスタッフや撮影機材が映り込んでいるが、それが自然であるか制作意図だと判断できる情報があります。 |
問題 |
ショットや反射面に、スタッフのほか、カメラ、照明、スタンドやフラグ、ブームマイク、キューマーカーやテープ、ケーブルなどの実際の撮影作業に関わる物が映り込んでいます。 また、さまざまな場所でスタッフや撮影機材らしき影がショットに映り込んでいます。 映り込んだ内容が制作意図によるものと判断する状況情報がありません。 |
防止策:
キューマーカーはできるだけ小さく目立たないようにします。 蛍光色やコントラストがはっきりした色のマーカーは避けます。
反射物にダリングスプレー (消光剤) を使用し、スタッフや撮影機材の映り込みを最小限に抑えてください。
再配置や画像のサイズ変更の自由度を高めるために、意図した最終解像度より高い解像度で撮影およびDIの仕上げを行ってください。
よく問題になる物や状況について、撮影現場のモニターでショットごとに確認します。たとえば、反射面はもとより、床が映る場合はテープ、ケーブル、ドリーレールに注意します。パンやティルト、ドリーといった方法で撮影する場合はフレーム周辺に注意します。このような撮影方法ではブームマイク、撮影用フラグ、セット道具が映り込む可能性があります。
修正方法:
スタッフや撮影機材が映り込んだ箇所がフレームの端にある場合は、再配置や拡大をしてフレーム外に移動できることがあります。
よりフレーム内に反射、またはスタッフや撮影機材の映り込みがある場合は、VFXを使った消し込みが必要になるかもしれません。