質問:
タイミング用に「SMPTE」と「MEDIA」のどちらをメタデータとして使用したらよいですか?
回答:
Backlotソース納品UI上のメタデータ欄"Timed Text Timing Reference"で誤った値が設定されていることで影響が生じる可能性があるのは、23.976/24fpsのタイムテキストアセットのみです。
タイミングにどちらのラベルを使用すべきか確認する最も簡単な方法は、Backlotからプロキシをダウンロードすることです。 このプロキシには、映像に焼き込まれたタイムコードが2セットあります。 タイムテキストファイルからイベントを2つか3つ選びます (最初と中間から1つ、プログラム終了の手前で1つ)。 焼き込まれたタイムコードに照らして、プロキシ内でこれらのイベントを比較します。
TTMLを納品する場合は、テキストエディタでタイムコードを見ることができるため、この問題は簡単に診断できますし、お使いの字幕ソフトがインポート時にタイムコードを変換するリスクを回避します。 ただし、お使いの字幕ソフトのタイムコードモードが正しく設定されていることをインポートする前に確認しておけば、これは簡単に回避することができます。
タイムコードが左側のタイムコードと一致する場合は、"Timed Text Timing Reference"欄の値を「SMPTE」としてください。
タイムコードが右側のタイムコードと一致する場合は、"Timed Text Timing Reference"欄の値を「MEDIA」としてください。
下の例は、字幕ファイル (TTML) からの2つのイベントと、そのイベントが表示されるタイムコードにおけるプロキシのスクリーンショットです。
イベント1:<p begin="00:30:50.995" end="00:30:52.705">RIBEIRA MARKET</p>
イベント2: <p begin="00:46:35.765" end="00:46:37.350"><span tts:fontStyle="italic">I didn't do anything,</span></p>
この例での"Timed Text Timing Reference"欄で使用すべき正しい値は、「MEDIA」です。