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吹替コンテンツのミキシングの課題は、元の作品を忠実に再現することです。ミキシングはストーリーの展開に自然に融合させます。ダイアログの音声はさりげなく完全にストーリーに溶け込ませ、視聴者が引き込まれるようにします。多くのステップが質の高い吹替を生み出すことに役立ちますが、ミキシングは最終ステップであり、翻訳、翻案、演技、収録をまとめ上げて、できる限りリアルな表現を目指します。この記事では、この目標を達成するためのヒントをご紹介します。

  • 場所に応じて、セリフをリアルかつダイナミックにミックスします。会話の中のキャラクター間でレベルとEQを入念にそろえます。
  • M&Eに単にセリフを重ねるのではなく、撮影現場で収録されたように動作や微妙な変化を織り込んでセリフをミックスします。キャラクターの動きや視点の変化に合わせて、キャラクターの心の動きを観察します。OVをこの手がかりとして使用します。
  • OVと同じレベルでミックスしますが、M&Eは変更しません。 
  • ミックスしたセリフは、自然なバランスでM&Eにうまく埋め込みます。ナレーションを意図する場合を除いて、ボイスオーバーのように聞こえないようにします。ボイスオーバーを意図する場合は、ソースを適切に処理してOVと一致させます。
  • リバーブエミュレーションおよびアンビエンスを駆使してリアルな遠近感を出し、適時OVのプロダクションダイアログの扱いに合わせます。複数のリバーブを同時に使用して、会話に合う自然でランダムな室内音を作り出すことをお勧めします。さらに、M&Eの音声を使い、ぴったり一致するものを確認します。プロダクションの効果音とフォーリー音は、セリフの扱い方の目安になるほか、OVのセリフステムをチェックするのに使うことができます。
  • リバーブはバランスに注意してリアルに保ちます。リバーブを適切に使用しOVでの扱いに合わせます。たとえば、OVの大部分で明らかにリバーブが欠けている場合は、リアルさを実現するために最善の判断をします。
  • シリーズや長編映画に登場する場所に関しては、以前のシーンで使われた処理を把握します。各場所で使われた処理を記録しておき、ストーリーの中で同じ場所に戻った場合は前回の設定に戻します。
  • 電話、テレビ、ラジオ (歪み音) などのフィルター効果については、キャラクター間および場所間の違いに注意してください (たとえば、SF映画でのヘルメットの種類、あるいは車のスピーカーフォンの違い)。
  • 特殊なセリフや効果と歪み音はOVと厳密に一致させます。キャラクターが変わるにつれて、効果音が時間とともに変化することを確認します。
  • プロダクションには、セットでのセリフの音声に影響する技術的な課題が存在する可能性があることに注意してください。このような環境での低品質の収録に単に合わせたり、似せたりする必要はありません。この場合は、OV以上のリアルさでセリフをミックスすることが強く推奨されます。制作上、技術的な課題に一致させる必要はありません。
  • EQ処理の適用により、質の高いプロダクションダイアログをエミュレーションできます。反響音は補正または軽減できます。EQと圧縮処理は、OVのプロダクションダイアログの品質 (またはそれ以上) に一致させます。吹替音声の周波数応答は OVに近くします。
  • 可能であれば、収録されたセリフのリップシンクをより厳密にします。 音声の乱れを生じさせることがあるタイムストレッチはしないでください。
  • 収録およびクリップの先頭と最後に注意してください。中には、言葉の出だしや終わりの音が小さい言語があります。デジタル・オーディオ・ワークステーション (DAW) のズーム設定によっては、こうした特徴は認識されません。
  • 同期を調整する際は、音声/ビデオのタイミングを合わせるためにモニタリング環境を調整します。フレームレートとコーデックが再生タイミングに影響することもあるため、収録されたセリフの同期について判断する前に、設定が正確に機能していることを確認してください。
  • うめき声、息遣い、叫び声はOVと一致させます。過度のうめき声は使いません。
  • M&Eとともにオプショナルトラックが提供される場合は、適切なものを使用します。プロダクションの息遣いとうめき声が吹替音声のトーンに一致するよう注意してミックスします。
  • セリフのバランスを取った後で、必ずトラックの最終仕上げとして全体的なマスタリングを行います。セリフ全部に集中して音声を仕上げます (高級家具を最後に柔らかい布で磨き上げるように)。
  • 同じ番組で多数の言語をミックスする場合は、全体のトーンを比較して音声を適切にマスタリングします。一元管理されたミキシングワークフローを通して、全言語に対して常に同じリバーブと効果を使用します。
  • 多言語のバージョンをミックスする場合は、ソースを均一化イコライザーで調整を加えて、OVや各言語と比較して近い音声になることを目指します。一方の言語がもう片方の言語より大きい音量で収録された場合は、各種処理に投入されると反応が変わります。各言語が同じように聞こえるようにしてください。後でさまざまな言語の工程で使うために細かい点まで処理を決めます。
  • ミキシングを一元管理するには連携して取り組む必要があります。同じエピソードやプロジェクトに関して複数の音響担当者が作業する場合は特にそうです。パイプラインを設定して、歪み音やリバーブの処理の設定をテンプレート化するか内部で共有します。言語によって異なるトラックを耳にすることが多々ありますが、音響担当者ごとに設定が異ならないようにすることは実際に可能です。 
  • Netflixの音声納品物に関する実践方法と基準について理解してください。
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